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第3話 金の姫と桃色の妖精のウワサ 【序章】

2007/01/11 17:03
「アスランっっ!!!き~~~さ~~~ま~~~っ!!!!」

いつも通りの静かな夕食の中、急に響いた地を揺るがすような大声にアスランは軽く眉間に皺を寄せる。


「おいイザーク!ちょっと待てって!!!」

重ねて必死な様子の声が追いかけるようにして被さる。

アスランは食事をしていた手を止め、ドアの方へと目を向けた。
すると、そこには怒り心頭の様子のイザークの姿が。
そして、後ろには必死で後を追ってきたと思われるディアッカが見えた。
やけに息をきらしているのは走ってきたからなのか、
それとも怒りのためなのか…
両方なのかもしれないな、と思いながらアスランは呆れた顔に少しの微笑を浮かべて言う。

「イザーク、うるさい。外まで聞こえちゃうじゃないか。
もう少し音量を下げろ。ファンが減るぞ。」


「…っ!なっ!!!」

突然そんなことを言われて口ごもるイザークに追い討ちを掛けるようアスランはにっこりと深く微笑んだ。
そんなアスランにイザークは顔を赤くする。
屈辱のため、だ。


「うるさいも何もあるかっ!!!!!それより聞いたぞっ!
オーブの姫と婚約したそうだな。」

憤怒の表情で吐かれた言葉にアスランは少し目を見開いて驚く。

「もう知っているのか?全く…どこから漏れたんだか…」

ため息と共にどこか悔しげに言うアスランにイザークは満足した表情を浮かべ、鼻で笑って返す。

「っは!ジュール家を舐めるな!」

「イザーク、おい。まだ人払いもしていない部屋で『アスラン様』にそんな口を利くなよ!」

「あれ…ディアッカいたのか。」

ぽかんとした顔で言われてディアッカは額に手を当てて嘆く。

「アスラン…;お前って本当にむかつくよな。」

「おい、ディアッカ。お前の口もなってないようだぞ?」

いつも通りの会話にメイド達はくすくすと笑いを零す。
それに気付き、イザークは顔を少し赤くし、
ディアッカは手を振って答える。
先程までの寂しい部屋の中に一気に明かりが点る。



これはそんな夜のこと。








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